2011年8月6日 00時40分 モールス初日で観てきた
ネタバレも何もない気がするけれど、間を開けて下に書きます。どーしても「ぼくのエリ」と比較して観ちゃったので粗探し感想になっちゃいます。もう一回観れば、ハリウッド版の良いところが見えてくるかなぁ。 あ、話の進行はほとんどスウェーデン版と同じです。
まずスウェーデン版と違うところ。 いきなりアビーの保護者(?)が窓から転落するシーンから始まるところ。びっくりしたですよ。そこから時間を遡ってちゃんと最初からになるんだけれど。 エリの名がアビーに。オスカーの名がオーウェンに。 オスカーの名前がどうしてこうなったのかわからないけれど、アビーの名は多分、Abbeyに引っかけているのだと思う。 ・・・とこんな感じに細かくあげていこうと思っていたんだけれど、ああああああ。でもやっぱり一番言いたいことは・・・・オーウェンが Let me in.って言っちゃダメでしょう!!!! オーウェンは人間なんだから!!!! その台詞はヴァンパイアが言うもうのであって、そこにヴァンパイアと人間の差が出るのに!! それで Let me in.の言葉の重みがちょっと薄れちゃった。という気がします。ぼくのエリに比べると。比較しないでモールス単体で観ればちゃんと印象的な台詞になっているのだろうけれど、エリを観ちゃっているからそう感じてしまう。 また細かいところに戻る。 日本版でブーイングの嵐だったモザイクシーン。ハリウッド版ではないがな(´・ω・`)。そのシーンそのものがないがな(´・ω・`)。あれだけ隣人のナニを望遠鏡で覗いておいて自宅で着替えをしているアビーの覗きを何故しないのだ青少年!! アビーの「女の子じゃなくても?」の意味が全くわかんなくなっちゃったじゃないですか。モールスだけ観たら、「普通の女の子じゃない」って意味に解釈されちゃうんだろうなぁ。 ホラーシーンがしっかりホラーだった。スウェーデン版では身体で隠していたり、影にしちゃっていたりではっきり映さないところが良かったんだけれど..。ホラー好きな人にはこちらの方が受けが良いかな? でも最後のプールのシーンは見せない方が怖くて良いと思うんだぁ。あ、プールからの助け方もスウェーデン版の方が好き。そしてアビーの顔をあんなに特殊メイクする必要は・・・・あったのかなぁ?ホラー度を増す為か。 スウェーデン版の急に老け込んで見えたエリの顔の方が怖かった。 人間を襲っちゃった後の悲哀を感じられなかったな。 あとあと、少年が猟奇事件をスクラップするシーンがなかった。 それで少年の性格付けがびっみょーに変わっている。 あと違うのはアビーを暴きに来る男性の役が警察官になったくらいかな。中年カップルの出番が無くなっちゃったからね。 ハリウッド版にしては静かで押さえた表現で、元の雰囲気を大方崩していないので良い出来だと思います、よ。でもやっぱり私は雪に閉ざされたスウェーデン版の方が好きだけれどね。陽の下を歩けるオスカーが綺麗な金髪で、暗闇しか歩けないエリが黒髪って所も。 あ、あともう一つ言いたいことがあった!! あの落下して死ぬおじさんの若い頃のものらしい写真があったこと。あんなシーンを出されたんじゃ、オーウェンの未来図がほぼ固定されてしまうじゃないか!!スウェーデン版はそうなるかもしれない。でもそうはなって欲しくないな・・・・という解釈が出来たのに、ハリウッド版はそれでも2人で進むのね、という終わり方に。。。・'(ノД≦)'・。
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